パニック障害で「息苦しい…」取るべき対処法とは?

パニック障害の代表的な症状に息苦しさがあります。

息苦しさを感じたときに何をするべきか事前に分かっていると、いざと言うときも安心です。

また、パニック障害で息苦しくなるには、メカニズムがあります。

この記事を読むことで

メリット1.パニック障害で息苦しくなる理由が分かる
メリット2.パニック障害で息苦しくなった際の対処法が分かる
メリット3.パニック障害の症状が分かる
このようなメリットがあります。

不安ちゃん不安ちゃん

パニック障害で息苦しさを感じることが多く、対処法に困っています。
息苦しいときに、どうしたら良いのか教えてほしいです。

谷藤千秋谷藤千秋

息苦しさを感じたときの対処法があります。
また、息苦しさを感じなくなるようになるためには、日頃からの意識付けも大切になります。
いざというときに息苦しさを感じても不安なく対応できるように、対処法を確認していきましょう。

この記事はこんな方におすすめです。
  • 息苦しさを感じることがある
  • 息苦しさを感じたときにどうして良いのか分からない
  • 息苦しくなるメカニズムを知りたい
  • 症状が出たときの不安を解消したい
  • パニック障害を克服したい

パニックで息苦しさを感じる人は、日常生活でも不安を抱えながら過ごしていることでしょう。

息苦しいときにどのようなことをすれば良いのか、事前に分かっていると、いざというときに落ち着いた行動が取れるようになります。

今回お伝えする息苦しいときの対処法を知っておかないと不安な日々を過ごすことになるので、必ず最後まで読んでくださいね。

パニック障害の原因と薬以外の治し方を解説

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息苦しさを感じる理由とは?

息苦しさの克服には、まずは息苦しさのメカニズムを知ることが対処法につながります。

また、息苦しさには種類があり、疾患がない場合に寝込んでいるときや、運動からしばらく離れていて激しい運動をしたときでも息苦しさを感じることがあります。

運動不足が原因になる場合などは、しばらくすると落ち着くために、特に問題がありません。

しかし、疾患で起こる「息苦しさ」については、メカニズムを把握しておくことが必要です。

息苦しさのメカニズムについては、一般的に疾患が背景で起こるときは、動脈血の酸素飽和度が低下してしまう状態になり、体の組織が酸素不足に陥ることで息苦しさを感じてしまうのです。

また、動脈血の酸素飽和度が低下する原因は大別すると、主に次の2種類です。

・呼吸不全
・心不全

呼吸不全は、呼吸機能に障害がある場合に起こる症状です。また、そのなかでも肺疾患が原因の場合は、時間をかけて息苦しさを感じていくのが特徴です。

一方、心不全は、心機能に障害がある場合に起こる症状です。

坂道や階段を使った中強度の動作を行った際に息苦しさを自覚し始めるのが特徴です。なお、比較的早い期間に症状が悪化する可能性が高くなります。

その他、心理的なストレスが背景で起こる息苦しさもあります。

心理的ストレスでの息苦しさは疾患で多い動作時で発症するものではなく、部屋でゆっくりしているときや就寝時など、静かにしているときに感じることが多いようです。

また、いつも酸素が足りないように感じていても、運動や楽しいことをしているときには症状を忘れることがあります。

以上のように、息苦しさには運動不足や疾患、心理的ストレスなどさまざまな要因が重なって起こります。

そして、パニック障害で感じる息苦しさも、ストレスなど自分の頭のなかで作り上げている精神状態が左右している部分が多いと言えるでしょう。

そのため、パニック障害での息苦しさの対処法に関しては、薬で鎮めるだけではなく、頭のなかに潜んでいる不安や恐怖の意識を変える方法が必要になります。

もし、あなたが息苦しさの症状で悩んでいて、薬ではなく考え方や気持ちを変えていきたい場合は、一度気軽にご相談くださいね。

息苦しさを感じるさまざまな不安障害

パニック障害以外にも息苦しさを感じる症状は、不安障害で起こります。

不安障害とは、恐怖感や心配感が強まることで、息苦しさなどが生じる状態の診断名です。

また、主に息苦しさは下記のような不安障害を感じるときに起こりやすくなります。

・社会不安障害
・全般性不安障害

なお、不安障害の有病率は人口の約5%と言われており、そのうち全般性不安障害が約3%。残りの2〜3%はパニック障害など複数の不安障害が重なったものになります。

また、社会不安障害と全般性不安障害の違いは、社会不安障害は、不安の原因が対人関係の場面に限られるのに対して、全般性不安障害は不安の原因がさまざまな場面で発症します。

その他、不安障害には強迫性障害や限局性恐怖症などもあり、パニック障害の不安で起こるときの息苦しさと類似しているところも多いため、それぞれ詳しく見ていきましょう。

社会不安障害

社会不安障害とは、人前で何かをすることに対して、過剰な不安を感じてしまう不安障害です。

また、社会不安障害は対人恐怖症やあがり症といった俗称で呼ばれることもあります。

社会不安障害は、息苦しさ以外でも下記のような状況になることがあります。

・人前で突然不安が現れる
・極度の緊張で頭が真っ白になる
・何をしゃべったらいいのか分からなくなる
など

なお、人前で緊張してしまったり、不安に押しつぶされそうになることは、小さい頃に学校で授業中に先生から当てられたときなどに経験した人もいるかも知れません。

しかし、初めは緊張していても、次第にできなかったことができるようになり自信がつくことで、やがては不安や恐怖から乗り切ることができたことでしょう。

一方、社会不安障害の場合は経験を積み上げて慣れてくることなく、息苦しさなどさまざまな身体症状を伴ってしまうのです。

現在、日本人の約3〜13%が社会不安障害だと言われており、人前にでることがある以上、誰もが起こる可能性があると言えるでしょう。

全般性不安障害

明確な理由がないのにもかかわらず不安が起こったり、理由があっても必要以上に強い不安が起こったりすることが持続して起こる病的な不安のことを「全般性不安障害」と言います。

主なきっかけとする原因は、何らかのショッキングな出来事や悩み、ストレスなど精神的要因や、疲労蓄積や睡眠不足などの身体的な要因でも起こります。

また、パニック障害と全般性不安障害の大きな違いは、パニック障害は突発的に起こる不安発作が主症状なのに対して、全般性不安障害は息苦しさなどの不安症状が長く続くことが特徴です。

なお、全般性不安障害になる人はもともと神経質で不安を抱えやすい性格の人になりやすく、男性より女性のほうが倍以上多いと言われています。

強迫性障害や限局性恐怖症

社会不安障害や全般性不安障害以外にも不安障害のなかには、強迫性障害や限局性恐怖症があります。

強迫性障害は、本人の意思に反して不快な考えが頭に浮かび、その不快な考えを振り払おうとして、同じ行動を繰り返してしまう疾患です。

言い換えると「強いこだわり」や「思い込みが強い」ことを認める病気になります。

そして、特に強迫性障害の有名な症状として、ガスの元栓や鍵をかけ忘れをしていないかどうかを確認する行動です。

家の鍵のかけ忘れは、一般的にも見られることですが、それがエスカレートして日常生活に支障をきたしてしまうのが、強迫性障害の特徴です。

強迫性障害の場合は、不安になって家に戻り、鍵がしっかりかかっていることが確認できれば一時的には安心します。

しかし、またその場を離れると自分の行為に不安になってしまい、また確認のため、帰ってしまうことを繰り返してしまうのです。

次に、限局性恐怖症についてですが、特定のものや環境、あるいは状況に対して過度の恐怖を感じる病気です。

通常、10歳以前に発症することが多く、発症のきっかけは定かではありませんが、特定の行動が引き金になる場合もあります。

なお、日本では非常に頻度の高い病気になり、女性では精神疾患の中で最も発症頻度が高いと言われています。

息苦しさを感じやすい状況とは?

パニック障害で息苦しさを感じる場所や状況として「広場恐怖症」があります。

ある一定の閉じ込められた空間で逃げ場を失うと思い込むことなどで起こる恐怖です。

また、息苦しさを感じるには、さまざまな状況や場面が考えられるため、類似する点や違いについても確認していきましょう。

主に病気以外で息苦しさを感じるときは、以下のような状況や場面が挙げられます。

・運動時
・標高が高い場所
・加齢
・ホルモンバランスの乱れ
など

なお、運動時は体に多くの酸素を取り入れようとして息苦しくなるときがあったり、標高が高いと酸素が薄くなったりすることで息苦しさを感じることがあります。

また、加齢により呼吸筋の筋力が低下したり、ガス交換量が減少したりする理由により、息苦しさを感じる場合があります。

さらに、ホルモンバランスの乱れは、特に女性は更年期になると、女性ホルモンであるエストロゲンが急激に減少することで、自律神経の乱れてしまい息苦しさなどの症状が起こりやすくなります。

その他、下記のような病気や症状も息苦しさを起こす原因になるため、覚えておきましょう。

・新型コロナウイルス感染症
・気管支喘息
・慢性閉塞性肺疾患(COPD)
・肺炎、肺がん
・気胸
・心臓の病気
・貧血
など

息苦しさを感じたらやるべき対処法

さまざまな原因で起こる息苦しさを感じたときは、ゆっくりと落ち着いた呼吸ができるように、楽な姿勢をとることが必要です。

そのため、普段の生活から自分にとっての楽な姿勢を見つけておきましょう。

また、楽な姿勢とともに呼吸法を行うことで、息苦しさが軽減できることもあります。

なお、パニック障害のある人が、息苦しさを感じたときの呼吸法は、この記事を参考にしてくださいね。

日頃から取り入れたい「呼吸の意識」

パニック障害や他の理由で起こる息苦しさの対処法には、ゆっくりと呼吸を行うことが有効とされています。

また、呼吸はゆっくり静かに吐くことが大切です。

呼吸をゆっくり行うことで副交感神経が優位になりますが、さらに吐くことに意識をおいて行うことで、リラックス効果が高まります。

日頃から吐く呼吸を意識しながら、落ち着いて体を動かす習慣を身につけることで、不安な気持ちを遠ざけていく効果が期待できるでしょう。

まとめ

息苦しさを感じる理由とは、一般的に動脈血の酸素飽和度が低下してしまう状態です。

体の組織が酸素不足に陥ることで、息苦しさを感じてしまいます。

私達が息苦しさを感じるのは、パニック障害以外にも下記のような不安障害があります。

・社会不安障害
・全般性不安障害
・強迫性障害
・限局性恐怖症

また、息苦しさを感じやすい状況もさまざまで、パニック障害と類似しているところや違うところがあります。

息苦しさを感じたらやるべき対処法としては、呼吸や安静な姿勢があります。

そして、パニック障害で起こる息苦しさと他の原因で起こる息苦しさの特徴を理解していきながら、あなたの息苦しさの元気になる要素を見つけて、一番合った対処法を行うことが、パニック発作の克服につながります。

息苦しいときは呼吸をゆっくり行いながら、気持ちを落ち着かせていきましょうね!

息苦しさ以外でもめまいや気分が悪くなったりする症状から解消されるためには、事前にパニック障害のメカニズムについて知る必要があります。
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