パニック障害で起こる症状である過呼吸には、メカニズムがあります。
過呼吸が起こる仕組みを知ることで、発作が起こったときの不安を解消することにつながります。
メリット1.過呼吸のメカニズムが分かる
メリット2.パニック障害の対処法に役立つ
メリット3.過呼吸の不安から解消される
このようなメリットがあります。
パニック障害で過呼吸が起こるので悩んでいます。
なぜ、過呼吸は起こってしまうのですか?
過呼吸になるには、メカニズムがあります。
過呼吸の体の中で起こっている状況を把握することは、今後の対処法にも役立ちます。
過呼吸の仕組みについて理解を深めていきましょう。
- 過呼吸の症状で悩んでいる
- 過呼吸のメカニズムが知りたい
- 過呼吸の不安から解消されたい
- 過呼吸の対処法につなげたい
- パニック障害を克服したい
パニック障害の代表的な症状である過呼吸で苦しんでる方は多くいます。
過呼吸がなぜ起こるのかを理解することは、パニック障害の克服に向けても必要不可欠と言えるでしょう。
今回お伝えする過呼吸の仕組みを知らないでいると、いつまでも症状の不安を抱えて時間を損してしまうので、必ず最後まで読んでくださいね。
過呼吸の不安から根本的に解消したい場合の対処
過呼吸やめまい、気分が悪くなったりするパニック障害の症状から根本的に解消したい方は、『病人でいることをやめる講座』に来て下さいね。
パニック障害でお悩みの方にとって、今後やるべきことを明確にします。
「過呼吸(過換気症候群)」のメカニズムを理解する
パニック障害の症状である過呼吸は、対処法に困っている人も多いようです。
また、パニック障害に関わらず、私たちは日常生活や病気などが原因で過呼吸を引き起こす場合がありますが、多いのが「過換気症候群」と言われている症状です。
過換気症候群は、不安や緊張状態が続くことで呼吸リズムが乱れてしまい、血液中の酸素と二酸化炭素のバランスが崩れてしまうことで起こります。
結果、息を吸っても酸素が十分に身体の中に行きわたらなくなり、呼吸がしづらくなってしまうのです。
なお、過呼吸はほとんどの方が、酸素濃度を測ると99%近くあるそうです。つまり、過換気症候群で感じる息苦しさの多くは、呼吸の問題ではなく自分で生み出した不安感からくるものになります。
そして、その不安感が呼吸中枢のバランスを崩してしまい、息苦しさが繰り返し起こってしまうことが予想されています。
過換気症候群の過呼吸は、パニック障害の過呼吸と関係性が深いとされています。
そのため、お互いの関係性や原因、対処法について確認しながら過呼吸の不安解消に役立てていきましょう。
過呼吸(過換気症候群)とパニック障害の関係性
過呼吸の症状は、パニック障害だけに限定されたものではありません。
私たちは、日常生活で過度のプレッシャーや緊張感が続いたとき、あるいは極度のストレスを感じたときなどに、突然過呼吸が起きることがあります。
過呼吸になる人の特徴としては「このまま死んでしまうのではないか」と恐怖心に襲われてしまうことがあったり、息が吸いづらいことへのこだわりが強い人が起こりやすいようです。
このような感情や気持ちは、パニック障害の過呼吸に似ています。また、共に10〜30代の若い女性に多いことも共通点になります。
なお、パニック障害になる人の約半数は過呼吸を経験したことがあるようです。
しかし、パニック発作の多くは過呼吸まではいかずに、息苦しさでおさまることが多い傾向です。
身体が原因の過呼吸
過呼吸は、身体の病気などが原因で起きる場合があります。
主に、下記のような身体の病気が挙げられます。
- 肺炎
- 喘息
- COPD
- 心不全
- 糖尿病
- 甲状腺機能亢進症
- 脳腫瘍
などになります。
そのため、上記のように過呼吸はパニック障害に関わらず、多くの病気で現れる症状であることが分かります。
精神的な原因の過呼吸
過呼吸の多くは、精神的なものが原因だと言われており、精神的に変化が起きたときになりやすい症状と言われています。
また、パニック障害で過呼吸が起こるときも精神的影響が考えられています。
そのため、パニック障害で過呼吸が起こる人も過去級の精神的な原因について、当てはまるものがないか確認していきましょう。
なお、精神的に起こる過呼吸のタイプは大きく分けて次の2種類あります。
・急性型過呼吸
・慢性型過呼吸
急性型過呼吸は、精神的な緊張による単発で生じる過呼吸です。また、急性型過呼吸はストレスから解放された安心感などで発症することが多いようです。
例えば、大きな仕事をやり遂げた後などが挙げられます。
一方、慢性性型過呼吸は、常に不定愁訴が認められて慢性的に生じる過呼吸を言います。
さらに、慢性型過呼吸はパニック障害と関連が深いとも言われています。
過呼吸(過換気症候群)で起こるさまざまな症状
過換気症候群は、過呼吸以外でもさまざまな症状を伴うことがあります。
パニック障害の過呼吸で悩まされている人も、共通する症状があるかどうか見ていきましょう。
主に、過呼吸とともに起こりやすい身体症状は、以下のようなものが挙げられます。
・めまい
・頭痛
・動悸
・吐き気
・発汗
・しびれ
などになります。
また、過呼吸で過敏な気持ちが募ると、ますます不安が広がり、交感神経が強まります。
そして、上記のようなさまざまな身体症状が認められるようになるのです。
また、過呼吸がきつくなり、ますます不安が高まることで、身体症状がひどくなり悪循環を起こしてしまいます。
なお、過呼吸を引き起こしたときの身体症状は、パニック発作の身体症状と良く似ていると言われています。
過呼吸では死にません
初めて過呼吸を起こした場合や、強い息苦しさを体験した人は、死ぬのではないかと感じてしまい、救急車を呼ぶ人もいるようです。
しかし、通常の過呼吸による発作症状は、しばらくすると十数分で収まります。そして、死亡することや後遺症を残すことは通常ありません。
なぜなら、過呼吸を起こす場合は、脳で呼吸をつかさどる部分が異常な刺激を受けてしまい、呼吸回数を速く増やしてしまいます。
その結果、血液中の酸素と二酸化炭素のバランスが崩れてしまうことで、苦しくなっているだけなのです。
このとき、体内の二酸化炭素のバランスが崩れて、量が減っている状態になります。
そうなると、不安が高まることで、さらに空気を吸おうとしてしまうことがあります。
すると、酸素が体内に入ることで余計に二酸化炭素が足りなくなってしまい、症状は治まらなくなってしまうことがあるため、対処法には十分注意が必要です。
過呼吸が起きたときの薬以外の対処法
パニック障害で過呼吸を引き起こした場合や、精神的な原因で過呼吸が起こった際の対処法は、落ち着きを取り戻すことが大切です。
そして、落ち着きを取り戻すためには、呼吸を安定させていくことが重要です。呼吸は、吸うことよりも吐くほうを意識して行いましょう。
なお、呼吸法以外にも対処法として、次のような行動があります。
・飴をなめる
・腹式呼吸をする
・落ち着くのを待つ
それぞれの対処法について、具体的に内容を確認していきましょう。
飴をなめる
過呼吸になりそうなときの対処法として有効なのが、意識を違う方向に向ける方法があります。
意識を他に向ける方法はいろいろありますが、一つの方法として、飴をなめてみるのが良いでしょう。
飴をなめることに注意が向くことで、呼吸が落ち着いてくるため、過呼吸に発展しなくてすむことがあります。
ただ、呼吸がうまくコントロールできなくなってきた場合は、すぐに飴を口から吐き出しましょう。
また、意識を他に向ける他の方法では自分の好きな音楽を頭で歌ったり、思い浮かべたりするだけでも効果が期待できます。
音楽は自律神経を整える効果があると言われているため、普段でも頭のなかで歌いながら、リラックスできる習慣を作ることも良いでしょう。
腹式呼吸をする
呼吸は大別すると「腹式呼吸」と「胸式呼吸」に分類されます。
胸式呼吸は、胸を意識して息を吸い込み、肋骨を閉じるように息を吐く呼吸法です。
一方、腹式呼吸は、お腹に意識を置いて横隔膜という筋肉を動かして呼吸します。
そして、過呼吸になっているときは、胸式呼吸をしていることが多い傾向です。
胸式呼吸は、お腹ではなく胸を意識して呼吸するため、息苦しいときは息を吐き切らずにすぐに吸ってしまいます。
そのため、呼吸困難を感じやすくなってしまうのです。
そこで、腹式呼吸によりお腹で息を吸うように意識することで息が吐きやすくなり、呼吸が安定していきます。
なお、腹式呼吸になりやすくするには、下記のような姿勢があります。
・うつぶせで寝る
・前かがみで座る
うつぶせで寝ると、一見呼吸しづらそうに感じますが実は逆です。胸が圧迫されることで横隔膜が下がり、お腹が膨らみやすくなるため、腹式呼吸がしやすくなるのです。
また、前かがみで座ると横隔膜が動きやすくなります。その際、腕を前に出して固定しておくと、さらに呼吸が安定しやすくなります。
腹式呼吸を普段から意識して行いながら、過呼吸が起きたときでも楽な呼吸ができるようにしておきましょう。
落ち着くのを待つ
過呼吸になっても慌てて行動することなく落ち着くのを待ちましょう。
慌てて急に動いてしまうと、呼吸を落ち着かせることが難しくなってしまうことがあります。
また、過呼吸で激しく動揺してしまうことで息を吸い過ぎてしまうことがあり、症状が悪化することも考えられます。
そのため、過呼吸がおさまるまで呼吸をゆっくり行いながら、待つことが賢明です。
なお、過呼吸が起きるとほとんどは約15分〜30分くらいで落ち着くとされているため、無理にお薬を使う必要はありません。
薬の効き始めるよりも先に、自然と過呼吸が落ち着くことが多いようです。
しかし、最初から心を落ち着かせてじっと待つことが難しいこともあるでしょう。
もし、あなたが薬を使わずに過呼吸が起こったときでも、落ち着いて対応する手段を知りたいと考えている場合は、一度気軽にご相談ください。
まとめ
日常生活や病気などが原因で起こる過呼吸である過換気症候群は、パニック障害の過呼吸と似ていることが多くあります。
過呼吸のメカニズムや原因を理解することで、過呼吸が起こっても安心して落ち着いた行動がとれるようになります。
また、過呼吸は一人ひとりの独自の原因があり、自分のなかで作り上げていることも多くあります。
そのため、あなたがもし過呼吸に悩まされている場合は、あなた独自の原因を見極めておくことが必要です。
なお、あなたの過呼吸の原因や対処法について、より詳しく知りたい場合は、一度気軽にご相談ください
薬物療法にともなう副作用のリスクが心配な方には、『病人でいることをやめる講座』もおすすめです。
過呼吸になっても慌てることなく、落ち着いて対応していきましょうね!
過呼吸で発展する症状も多くあり、パニック障害の原因や症状、対処法について深く理解していく必要があります。
まずはこのメルマガで無料で学んでくださいね。
最初から決めなくても大丈夫です
リトリートマインドラボでは、
累計1500回ものセッションを行ってきた代表、
谷藤が、まず
「言葉でパニック障害をやめる」
とはどういうことなのか?を無料講座にて解説をしています。
そちらを受講いただくと、どの講座を受けたら良いかのイメージが付きます。
パニック障害の克服に向けた対処法
ああたが一般的な薬や精神科で良くなってない場合は
「言葉でパニック不安をやめる方法」をぜひ試してみてくださいね。
「言葉でパニック不安をやめる方法」でわかること
- 過呼吸の不安が解消できる
- パニック障害の根本的解消が目指せる
- 安心した毎日が過ごせる
「言葉でパニック不安をやめる方法」については、こちらの記事を御覧ください。